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とても怖い、犬の胃捻転の話 ~もこの場合②~

闘病記録
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ゆうさん
ゆうさん

もこの胃捻転の話の続きです

もこ
もこ

話の内容が暗いモコ~

ゆうさん
ゆうさん

それだけ私にとってこの一日はつらい体験でしたので、お付き合いいただければと思います

まだの方は、とても怖い、犬の胃捻転の話~もこの場合①~を、先にお読みください

動物病院に到着

夜間病院に到着しすると、先生が車まで迎えに来てくれました。

その時のもこは呼吸がずいぶん荒く、反応は鈍く、おなかはパンパンに膨れ上がっていました。

本来は順番が来るまで待つところ、急を要すると緊急診察。

先生に抱えられてもこは診察室へと連れていかれます。

診察の結果

待合室で待つ間、看護師さんが問診票を取りつつ、救急病院のため費用が高くなることを教えてくれます。

まだこの時は、胃捻転ではないかもしれないと淡い期待を持っていました。

頼むから勘違いであってほしいと祈りながら待つこと十数分。

先生が処置室から出てきて、説明をしてくれました。

レントゲンの結果、診断は無情にも胃捻転。緊急手術が必要とのこと。

手術に向けて血液検査をしながら、応急処置として症状の悪化を防ぐためガス抜きをして胃の減圧を試みていると。

緊急手術という言葉に衝撃を受けている最中、先生の説明でさらに追い打ちをかけられます。

治療についての説明

この時、先生から説明はいくつかありました。

・手術費用と入院費を合わせて60万円程度かかること。

・手術するのであれば、再発防止のための胃固定術も同時に実施すること。

・手術しなければ、必ず死んでしまう病気であること。

・手術をしても、高齢犬であるため全身麻酔に耐えられない可能性があること。

・全身麻酔に耐えられても、手術に耐えきれず死んでしまうかもしれないこと。

説明の後に、先生は「『確実に死亡する』か『死亡してしまうかもしれないけどお金をかけて手術する』の分の悪い二択をしなくてはいけません。」と話してくれました。

60万円は私たち夫婦にとっては大金です。

それでも、死んでしまうリスクを覚悟しないといけない。

もう元気なもこには会えないかもしれないと、愕然としたのを覚えています。

私たちの選択

説明をした後、先生は少しだけ待ってくれました。

この時、私は迷わずに手術を希望することはできませんでした。

純粋に大金がかかることにためらっただけではありません。

手術で苦しい思いをしたのに死んでしまうなんで、もこがあんまりにもかわいそうだと思いました。

それでも、もこに生きててほしいと迷った挙句、手術を希望することに決めました。

まさかの展開

緊急手術が決まりあわただしく準備を始める先生たち。

ただただ、待つことしかできない私は落ち着きなくスマホで胃捻転のことを調べたり、もこが心配で手を止めたりを繰り返していました。

待つこと、20分ほどで先生から診察室へ呼び出されました。

こんなに早く手術が終わるはずがないと思い、急変があったのかと身構えて入室します。

先生がレントゲンの写真を見せながら説明してくれます。

「胃捻転が治っています。」

状況の説明

まさかの説明で混乱がぬぐい切れないものの、先生から説明を受けます。

『応急処置のガス抜きによる胃の減圧を行った後から、どうにも元気になっている。』

『念のため開腹手術の前にもう一度レントゲンを撮ってみよう。』

『胃が元の位置に戻っている。手術の必要なし!』

という、流れだったそうです。

先生曰く、とてもまれなケースだそうです。

おそらく、胃がねじれきっておらず、ガスが抜けた勢いで元の位置に戻ったのだろうとのこと。

うれしいやら気が抜けたやらで、いい歳の私は涙をこらえることができませんでした。

モコとの面会

大事をとって点滴をしながら、一泊の入院ということになりました。

胃がねじれていた際の血流不良で壊死が起きている可能性もあるためだそうです。

先生の好意で帰宅前にもこに一目会わせてもらうことができました。

病院に来た時には朦朧として、私を見ることもままならなかったもこが、こちらを見て元気に尻尾を振っていました。

さも、「なんでこんなとこに入れられているかわからない」といった様子で、駆け寄りたそうに立ち上がっていました。

安堵という言葉がこれほどしっくりくるのは生まれて初めてだったかもしれません。

その様子をみてまた涙がこぼれてしまいました。

一時帰宅

もこのことをお願いして、いったん帰宅します。

救急の病院のため明け方には迎えに来てほしいとのことのため、一度仮眠をとることにしました。

自宅に帰り着くころには、深夜2時くらいになっていました。

昼間も仕事だったので疲れているはずですが、寝付けなかったのを覚えています。

お迎え

翌朝、仕事を休んでもこのお迎えに向かいました。

迎えに行くと昨日とは違う先生がもこのことを連れてきてくれました。

もこが元気いっぱいな様子でリードを持つ先生のことを引っ張りながら出てきました。

もこが元気なことが、うれしくてしかたありませんでした。

・かかりつけ医に早急にかかるようにすること。

・胃捻転の初期症状にが再び現れないか注意してみることを。

を伝えられて、お会に移りました。

診察、レントゲン、血液検査、点滴、入院で約20万円でした。

たっか!

と思ったことは否定できませんが、もこが無事だったことには代えられません。

そんな思いで支払いをしている最中、もこがそわそわと待合室をうろついています。

どうしたのかと心配しながらお会計を済ませていると、、、

『ジャー』

出口のまえで盛大におしっこをしていました。

どうやら、昨晩から点滴で水分を取っているもののおしっこはできていなかった様子。

もしかしたら、もこも安心して緊張の糸が切れたのかもしれません。

先生に平謝りしながらおしっこを片付けるというオチをつけてくれました。

これにて、もこが胃捻転になってしまった経緯はおしまいです。

この病気の怖いところは、数時間で急性に進行して命を落としてしまうところです。

この時のもこは運が良かっただけであることを忘れてはいけません。

胃捻転、翌日のもこ。何事もなかったように元気な顔をしていらっしゃる。

この後、かかりつけの先生と相談し対策を講じるのですが、長くなったため、次回にしようと思います。

とても怖い、犬の胃捻転の話~もこの場合③~

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