こんにちは、ゆうです!
もうすぐ14歳のゴールデンレトリバーもこと暮らしています。
4月上旬から尻尾の腫瘍のレーザー治療を始めています。
病院に通っているけど、レーザー治療なんて聞いたことないよ?
レーザー治療を進められたけどなんだか怖くって、、、
こういった方のためにレーザー治療の説明ともこの体験談をご紹介します。
レーザーは20世紀最大の発明と言われているらしいモコ!
💡本記事の内容
- 犬のレーザー治療とは?
- メリットやデメリットは?
- もこの体験談
犬のレーザー治療とは?
そもそも医療用レーザーとは?
レーザーと聞くとアニメやゲーム、はたまた軍事技術なんてイメージを抱く方も多いと思います。
レーザーは人工的な光のことで、直進性や収束性、単色性、可干渉性なんかが特徴とされています。
意外にも身近に存在しており、その一つが医療用レーザーです。
医療用レーザーはレーザー光の特徴を使い、細胞を切除したり活性化させたりします。
犬のレーザー治療とは
もこの通っている動物病院に置いてあった『それ、レーザー?』と大きく書かれたパンフレットによると、大きく分けて4種類のレーザーによる治療があるようです。
- 身近な治療
- がんの治療
- レーザーメス
- レーザーセラピー
身近な治療
体表のイボの切除や歯周病・歯肉炎の治療が行えます。
今まではイボの摘出には全身麻酔が必要でしたが、レーザーでは局所麻酔で行えます。
がんの治療
がんは手術・放射線・抗がん剤が三大治療とされており、それ以外は補完代替治療と呼ばれます。
レーザー治療もこの補完代替治療に含まれますが、高齢の愛犬に取っ手負担のひく治療法です。
レーザーメス
通常のメスに比べレーザーメスは術後のはれや痛みが少ない切開となります。
無麻酔、局所麻酔での治療となるため、心疾患等で全身麻酔が難し時も手術することがで可能です。
レーザーセラピー
レーザーの光は、組織内部深くまで透過し標的の部分に作用するため、高いセラピー効果が得られます。
疼痛緩和や外傷の治療として使われます。
レーザー治療のメリットや料金、所要時間は?
レーザー治療のメリット
- 切開が必要な症例に対して出血、痛みの少ない手術が行える。
- 痛みを伴わないため体表のイボ切除などは全身麻酔ではなく局所麻酔で治療可能
- 術後の痛みやかゆみが軽減でき、治癒促進効果もある。
- 関節炎やヘルニアなどの治療は状態によっては切開なしで行える。
- 幅広い疾患に適応しており、副作用の可能性が低い。
たくさんいいところがある治療法モコ!
デメリットとしては取り扱っている動物病院が限られるところでしょうか。
もこが通っている病院では、去年の秋に導入していました。
レーザー治療の料金
治療内容により変化しますが、ヘルニアや関節炎に対しての一回の料金は1500円程度が多いようです。
もこの尻尾の腫瘍は6㎝ほどですが、局所麻酔を行い外周をレーザー治療するのに1回3000円でした。
所要時間
治療内容により変化しますが、10分~15分の短時間なことが多いようです。
もこの尻尾の腫瘍は、一回15分ほどでした。
もこのレーザー治療体験談
もこのレーザー治療は尻尾の腫瘍に対して4月上旬から行っています。
尻尾の腫瘍は6㎝ほどで自壊しかけていました。
はじめは輪ゴム治療を予定していたのですが、腫瘍が思ったより大きく輪ゴムが根元に掛からないためレーザー治療をすることになりました。
複数回根元をレーザーメスで焼くことで根元をくぼませていきます。(腫瘍を∩→Ωの形にする)
一回目終了後の様子がこちら。(4月10日)
意外と出血が多かったようで、かかりつけの先生の白衣に返り血が飛んでいました。
終了後は焦げ臭く、出血はありませんでした。
二回目の様子。(4月17日)
根元が大きく削れて腫瘍の色もどす黒くなってきました。
この後は微出血が止まらず、家じゅうに腫瘍の血判を押して回っていました。
3回目の様子。(4月22日)
出血が止まらないのが心配で動物病院へ。
治療自体は順調ということで輪ゴム治療へ移行しました。
レーザー治療で血流が止まったためか腫瘍の一部が欠けてきています。
出血はまだ続いています。
腫瘍が壊死しているからかにおいもだいぶきつくなってきています。
ですが、レーザー治療の過程で、もこがすごく気にしたり痛がったりする様子はありませんでした。
尻尾を持たれるのを嫌がるとか、ごくまれに舐めようとするとかその程度でした。
まとめ
レーザー治療は侵襲性が低く安全で、副作用の少ない治療のようです。
導入している動物病院の少ないため、知らなかったという飼い主さんも多いはず。
この記事をきっかけにレーザー治療という選択肢があることを知っていただけたら幸いです。
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